めぐるのお出かけ記録

お出かけの記録をつけます。

はじめてのひとり旅 3日目

3日目、早起きした。行先を考えないといけないなと思って早めの時間に目覚ましをセットした。

行ったことのないエリアに行ってみようということで、宇治のほうに向かった。

宇治といえば抹茶か?くらいの認識しかなかった。京都市の中心地から結構離れているんだなあと思いながら電車に揺られ、うとうとしていると到着した。

昨日の嵐山よりも人が多かった。とりあえず平等院に行ってみるかと歩いているとお茶屋さんをいくつも見かけた。定番の有名お茶屋さんのお店に入ってみたりしたが飲食するのに待ち時間が発生しているようだった。宇治でなくても食べられるっちゃ食べられるし・・・と思い諦めた。

平等院

こんなに立派だと思っていなかった。天気も良く空も真っ青で、外観にしばらく見入ってしまった。鳳凰堂の内部拝観にも参加させてもらったが、阿弥陀如来坐像の大きさと荘厳さに圧倒された。金色なんだ・・・!内部の壁や装飾も見るべき箇所が多くあって想像以上だったのを覚えている。ミュージアムも見ごたえたっぷりで、内部拝観のときにも見た雲中供養菩薩像を近くて見ることができて満足した。

見どころがたくさんあって数時間ほど平等院で過ごした後、お昼ごはんを食べた。

宇治川の前で茶そば

駅に向かう道中にあったおそば屋さんに入った。お塩が抹茶塩でちょっとうれしかった。席からの眺めもよくて、行き当たりばったりにしてはいいこと続きだなあとホクホクした気持ちになった。

こっちのほう来たからには、行ってしまおうと思い伏見稲荷大社に向かった。


レザーのスニーカーで来ていたのもあり、奥地には行かず手前のほうでやめておこうという方針で千本鳥居を通っていった。おもかる石チャレンジはやっぱりだめだった。

おみくじをひいて帰ろうか、と思いひいてみたらなんと大大吉が出た!ちょうどその日は自分の誕生日でもあったからお稲荷さんからの祝いだと思いスキップ気分で引き返した。

注文後に、なぜこの寒いときにソフトクリームを頼んだのか・・・と後悔した。

 

帰りの新幹線の時間を気にしながら京都市の中心地のほうに帰った。

三十三間堂

修学旅行以来の三十三間堂に行った。修学旅行で何を見たかほとんど覚えていないのだが、この三十三間堂インパクトが強くて覚えていた。

日が落ちてきて、閉館1時間前の時間だった。急いで中に入った。

三十三間堂といえば千手観音立像のイメージのまま入ったが、躍動感のある風神雷神像のほうに見入ってしまった記憶がある。祖母へのお土産に三十三間堂内で焚かれていたお香と同じものを買っていった。

安井金比羅宮

その前年、当時長年付き合っていた彼氏と別れたいからと友達に連れられ一緒に行った安井金比羅宮に、友人の代わりに御礼参りに行った。縁切りの噂は本当で、当時の彼氏と別れられたのはもちろん、その後すぐに落とし物を拾ったことがきっかけでまた別の人と運命的な再会を果たし、今も仲良く二人で暮らしている。その一連の流れを見ていたので「悪縁を切り良縁を結ぶ」は嘘ではなかったのだ・・・とちょっと緊張しながら御礼参りをした。

夜19時になり、帰りの新幹線に乗る。

思い立って荷物を詰め、とりあえずで乗った新幹線からこんなにいい思い出がたくさんできるなんて想像もしていなかった。

旅程なんて考えない、やりたいほうだいの旅行がこんなにも楽しいものなのか!とひとり旅の良さに気づくことができた。コロナ禍でなかったら、できていなかったかもしれない。

また近いうちに行きたいなと思いながら帰宅すると、家族が誕生日ケーキを用意して待っていた。いい連休になった。