めぐるのお出かけ記録

お出かけの記録をつけます。

はじめてのひとり旅 2日目


京都についた。名古屋と京都間ってこんなに早く着くんだ!

とりあえず嵐山に向かう。

嵐山本線

路面電車?!とびっくりした。はっぴいえんどの風をあつめての歌詞の中でしか聞いたことがないよと思った。まず改札ないじゃん!とも思った。乗ったことがないので、乗り方がわからなかった。思わず「路面電車 乗り方」で調べた。恥ずかしい。周りの人を観察して真似して乗った。揺られている間は町の景色との距離感が近いのが新鮮でおもしろかった。

渡月橋

電車を降りて渡月橋のほうに歩いて行った。寒いけど風が気持ちよくて思い切り空気を吸い込んだ。ここではじめて仕事のストレスを発散することができた気がする。

しばらく周囲を歩いたり川沿いのベンチに座ってぼーっとした。

コロナ禍+閑散期もあって人が少なかった。人力車に乗ろうか迷ったけど、自分の足でまずは歩いてみるかと思い乗るのをやめた。

天龍寺

天龍寺に行った。歩くのがちょっと怖くなるほど人がいなかった。天気も良く、ゆっくり外を眺めながら見てまわった。

達磨図に見られている気がする・・・

せっかくなので法堂の雲龍図も見ていくことにした。入ってみると、なんと私1人しかおらず、その上どこにいても龍ににらまれていよいよ本当に怖くなってしまった。中心に立ってみたり、端から端に立ってみて龍と目を合わせたりした。

曹源池庭園

ほかの季節にくると印象がガラッと変わってもっと素敵なんだろうなと思った。

 

天龍寺を出て、竹林のほうに出た。

人が全くいない。歩いていない。無計画に歩いているのもあって、こっちに行って本当にいいのだろうか・・・?と不安になりながら歩いた。

ようやく人に出会えて、ホッとした。着物を着て観光っていいな。

そこから先は、とりあえず奥のほうまで行ってみようと思いとにかく歩いたら迷子になったのでマップを開くと、もう少し歩くと大覚寺という寺があるらしいということで向かった。

お昼ご飯をまだとっていなくておなかすいたなあ・・・と思いながら歩いていると目的の寺ではないがそれなりに大きい寺があったので入ってみた。

境内の中の腰掛に座り、漏れて聞こえるお経を聞きながらぼーっとしていると「ゆどうふ」と書かれた旗を見つけた。おなかがすいていたのでもうここしかない!と思って入った。当時24歳の私にとっては1人で入るのに躊躇してしまうほど立派な構えの店だったけど、思い切って入店した。

中に入ると着物を着た女性がいて(思った通りの店だ!!!!)と思って必要以上に緊張した。

靴を脱いでふすまを開けて案内してもらうと暖房が効いてとても暖かかった。

「ゆどうふ」と旗がたっていたのだからここは湯豆腐だろうと思い、注文した。

上品な盛り付けで(わあ!!)となったのを覚えている。

湯葉は食わず嫌いしていたのだけれど、ここの湯葉をいただいてから抵抗がなくなった。

これが一番美味しかった!!!のを覚えている。でも、1年半前のこともあって、詳細は何も覚えていない・・・

冬の寒さにあたった後の湯豆腐はとても美味しかった

上品な豆乳プリン

予約なしでこれだけのものがいただけて、すごく有難かった。ラッキーだった。

お会計を済ませた後、お店の方が「おなかはいっぱいになったか?」「寒くないか?」「早く上着を着なさい」「これからどこに行くのか」等話しながら出入り口の外まで見送ってくださって、とてもうれしかった。思い切って入店してよかったと思った。

その後は大覚寺に向かう。

中はとんでもなく広かった。が、寒くて寒くてゆっくり見ていられず、サクサクとまわって出てきてしまった。大沢池という大きな池もあるので、暖かい時期にまた再チャレンジしたい。

ホテルに向かい、夕食は京野菜料理を出してくれる飲み屋に入った。果物と野菜をミックスしたお酒が何種類もあって美味しかったのを覚えている。

茄子とブルーベリー

ホテルは京都あるあるの、ちょっと和風を意識したいい感じのビジネスホテルのようなところだった。

 

この日の夜は誰かと話したくなり大学時代の友達と長電話をした。一人暮らし経験がないのもあり、どこかから帰ってきてその感想をしゃべる相手がいないというのがちょっと耐えられなかった。なんだかんだで2時くらいまで電話してしまって、次の日のことを全く考えないまま眠った。

つづく